Bcompany20

ほら、二宮くんも飲みな?

隣に座った松本社長が酒を勧めてくる。

コレには、何も入ってねーよ?

とか、耳元で囁くんだ。

うちの社長は、といえば、

松本社長んとこの秘書たちに

キャイキャイと持て囃されて

乗り気がしてなかったはずなのに

もう上機嫌でもてなされていた。

やっぱ女の子がいいんじゃん。

まぁ、そうだよね。

俺だって

ヤキモチ?

そんな事無いです。

ね、さっきヤル前だった?もうしてた?

何のことですか。

腕、見してみ?ほら、まだ俺の痕がある。まだ脱いでなかった?良かったね?

ちょっ俺の痕って

あーぁ。翔さん、デレデレじゃん。

はぐらかされたものの。

あのままだったら、バレてた

訳ね?いや、バレてたって言い方も。

しかしうちの社長

ホント、デレてる。

コッチがなんか変な気持ちになってる。

俺らもこの後どっか行く?

耳元で、吐息混じりに話されると

ちょっと気分がおかしい方向になる。

いかない

松本社長が体を後ろにそらして

見えないように後ろから

いこぉぜ

って囁きながら耳のフチを甘噛みされた。

んっダメだって

耳、真っ赤。

んあやめ

耳元で喋られることに

必要以上に感じてる気がする。

更に耳元でリップ音をさせる。

その度にビクッて反応する。

感じてんじゃん?

ちが。やめれや。

お、そんな事言う?

太腿に手を置き、擦る。

そんな事されたら。

そんな事ぐらいで?

思い切り松本社長の方を向く。

目が合うとニコって不敵に笑った。

気づいた?